入社2日目のある日の事です。
先輩の同行研修も終わり、今日から一人で営業という事で、すごくどきどきしていました。緊張で、何を言ってもしどろもどろな感じで時間だけが過ぎていきます。
気がつけば、もう夕方になろうとしていました。
『どうしたら契約が取れるのだろうか』と悩み始めていたその時、『インターネットで見ているからいらないよ』とおっしゃる若いご主人が出てこられました。
しかし、僕も必死で、新聞にしかないメリットをとにかく思いつく限り一生懸命お伝えしました。すると『う~ん、わかったよ君の熱心さに免じて少しの間ならとってみるよ』とご主人にいっていただく事ができました。
僕は、うれしくて舞い上がってしまいそうな気持ちをどうにか抑えながら、契約書に必要事項を記入し、御礼の粗品をお渡しすると、ご主人は『ありがとう』とおっしゃってくださいました。初めての契約で、緊張と感動と感謝で一杯になりながらも何とか無事ご契約をいただき、何度も『ありがとうございます』と御礼を申し上げると、ご主人も『こちらこそありがとう、色々大変だと思うけど頑張って』といってくださいました。
僕は、これからも色々な事があるかもしれないけど、このときの感謝の気持ちだけは絶対に忘れたくないし、忘れてはいけない、ずっと大切にしたい。そう心に誓った『はじめての契約』でした。