レジェンドストーリー

- お客様と作る感動の物語 -

STORY.19

2011年下半期レジェンドストーリー銅賞T・O

対象ストーリー
2011年下半期 平成23年9月度9日18時 ASA鶴川 担当区域9区

ASA鶴川でのお話です。その日もいつもと同じように一軒家を軒並み訪問していると、あるお宅にさしかかり、インターフォンを押そうとしたときです。たまたまドアが開き中から中学生くらいの男の子が出てきました。『こんにちは、何年生?』と私が聞くと、『中2です』と答えてくれました。『お母様いらっしゃいますか?』と聞くと『いますよ、ちょっと待っててください』と家の中に入っていきました。しばらくすると2階のほうから『何屋さん?』と奥様の声、『朝日新聞です』と伝えると『あーうちは新聞読まないし、とる気ないから帰ってちょうだい』と大きな強い口調で断られました。私は『今すぐとってくださいではないので本日は小中学生の学習指導要領などに関する資料をお渡ししたいのでとりあえず下りてきてくださいませんか?』と続けましたが『うちは新聞とらないし資料も何もいらないから』と再び強い断りの声が聞こえました。私は『お子様今中2だと聞いたのですが、もうすぐ受験勉強の大切な時期ですけど勉強の方はどうですか?』というと『うちは高校ではサッカーがやりたいっていってるし、行きたい高校があって頑張ってるから大丈夫』と奥様が仰います。私が『もしかしてサッカーでしたら桐蔭とか桐光学園ですか?』というと『あはは、なんで分かるの?そうみたいね』と奥様。私は続けて『実は私以前は教育関係の仕事やっていましたので、受験に関しては結構詳しいんですよ、桐蔭とか桐光学園でしたら、推薦入試で・・・』などなどこんなやり取りを1階と2階で顔が見えないまま10分ほど続けていると『あなたずいぶん熱心だし、詳しいわね、ちょっと降りるから待ってて』といってようやく奥様のお顔を拝見する事ができました。そして「奥様」「中2のお子様」を交えて学習指導要領のこと、新聞を読むことの大切さ、朝日新聞の事などを話していると、奥様は『そうなのよねぇ、新聞読んだほうがいいし、子供にも読ませたほうがいいのよね、わかってはいるんだけど・・・でもこの子も読んでくれるかしら?』
と仰います。すると中2のお子様が『僕も国語とか苦手だし、新聞読んだ方がいいと聞いたことあるから読んでみるよ』と言ってくれました。私は『志望校に合格できるように頑張ってね』と固く握手をし、6ヶ月間のご契約を頂く事ができました。今回のお客様とのやり取りの中で、どんなに強い断りにも「めげない心」「一生懸命に新聞の大切さを説明する熱意」そして「お客様の立場になって考える事の大切さ」を再確認する事ができました。