レジェンドストーリー

- お客様と作る感動の物語 -

STORY.47

2014年下半期レジェンドストーリー特別賞S.F

対象ストーリー
2014年下半期 平成26年9月度 ASA中目黒

その日も販売店に着くと僕はいつものように一軒ずつ訪問を開始しました。
あるお宅を訪問したときのことです。
インターフォンを鳴らし訪問の理由をお話しすると、奥様がドアチェーンを外さずに、ほんの少しだけドアを開き「今度考えとくから、来年の1月にまた来て」と強い口調で言うとすぐにドアを閉めようとしました。
僕はあきらめずに様々な角度からセールスを試みてみたのですが、奥様の気持ちは固「今日はいらない」とはっきりと断られました。僕は「これはちょっと難しいな」と思い訪問のお礼を述べ、そのお宅を後にしました。
しかし僕は「もしかしたら契約を頂くことが出来たのではないかな」と帰店時間も迫っていましたが、あきらめきれず、上司に相談することにしました。
上司は話を聞くと「再度訪問してこういう風に言ってみたらどうか」とアドバイスをしてくれたのです。僕は再度訪問することをきめ、そのお宅に引き返しました。
もう一度そのお宅のインターフォンを鳴らすと同じようにドアチェーンがかかったまま、先ほどの奥様が少しドアを開けてくれました。もう一度上司に教わったことを交えながら話をしてみましたが、やはり奥様の意思は固いようです。僕は「このままではまた断られる」と思い焦りながらも頭をフル回転させながら何とか打破する方法はないかと考えました。その時です、ふとある考えがひらめいたのです。次の瞬間僕は「わかりました、ではこちらにご記入いただきお申し込みは来年でいいですのでその時はこのはがきを送ってください」と『読んでみてBOOK』に必要事項に記入していただくことに成功したのです。
するとそこからは一気に打ち解け、会話が弾むようになり、奥様は「何度も朝日のセールスマンが来てしつこくて困ってるのよ」と本音をおっしゃいました。僕が「そうでしたか、それでしたらこちらの本契約をいただければ、来年までは誰も訪問することがなくなりますので安心ですよ」というと、奥様は一瞬迷いましたが、次第に安堵の表情を浮かべ、それまで固く閉ざされていたドアのチェーンを外していただき本契約を頂くことが出来たのです。
僕は自転車に乗り、販売店に帰りながら何度もガッツポーズをしました。
そして、ふとあのドアチェーンはしつこいセールスに固く閉ざされていた奥様の心そのものだったんだなぁと、なんともいえない気持ちがこみ上げてくる、そんな夏の終わりの出来事でした。