レジェンドストーリー

- お客様と作る感動の物語 -

STORY.86

2019年下半期レジェンドストーリー特別賞S.O

対象ストーリー
2019年下半期 令和元年 10月度 ASA大和南部 担当区域

ASA大和南部に入店させていただいた時のお話です。
その日は、一週間のお試し読みをしていただいたお客様のお宅を訪問する最後の日で、定められていた目標に達成できるかどうかの大切な日でもありました。

営業を開始してそれほど時間が経たないうちに及川部長から「目標まであと何件」というメールがあり、柔らかくプレッシャーをかけられながらのスタートとなりました。

その日の帰店時間は20時です。
18時半を回ったころに携帯電話にメールが入りました。
及川部長からで内容は「目標まであと3件」と入っています。

その時点で私はお試し読みをしていただいたお客様から2件のご契約をいただいていたのですがあと1件はなんとか貢献したいと思い地図を開きました。
そうするとあることを思い出しました。

その日の朝、会社を出る前に以前同じ区域を訪問したことがあるという畑村班長との会話で、新しくたくさん家が建っているところがあり、そのあたりがすごくいいお客様ばっかりだったという話を聞いていたのです。

私は急いでそこに向かいました。
到着した頃にはもうすっかり暗くなっていたのでとにかく明かりのついたお宅のインターホンを押し7~8件目に差し掛かった時です。
30代半ばから40代ぐらいのご主人が出てこられました。

お話を聞くと現在は日経新聞を読まれているそうです。
ですが、自分の子供だけではなく、若い世代への新聞の必要性は強く感じているとおっしゃっています。
その言葉を聞いた私は一気にスイッチが入り「同感です!」という言葉を皮切りに自分のできる学習トークと朝日新聞の取り組み、出版している学習関連ノート類、佐藤ママの講演会など、時間をかけてお話しました。
無我夢中で話をしている自分を目の前のご主人はじっと黙ったまま見ていました。
そして次の瞬間、口を開いたのです。
「いいですよ、それなら妻が反対しても僕の小遣いでとります。あなたの話は非常によくわかったし朝日新聞の取り組みにも興味を持ちました。僕も同じような仕事をしているのでわかりましたけど途中でスイッチ入りましたよね。こういうセールスをしてるのなら朝日新聞もまだまだ捨てたもんじゃないですね。頑張ってください。」
私はありがとうございますと言い深く頭を下げていました。
そしてそのままご主人からご契約をいただき時間になったので帰店しました。

自分としては教育のためにとしっかりお客様のニーズに沿ったご契約をいただけたことそしてご主人にいただいた最後の言葉が何よりもうれしく最高の一日となりました。