レジェンドストーリー

- お客様と作る感動の物語 -

STORY.97

2021年上半期レジェンドストーリー特別賞S・K

対象ストーリー
2021年度上半期

その日はいつもより早い時間に稲月支店長から連絡がありました。朝日新聞豊田店であらかじめ1週間のお試しをしてくださったお客様のお宅に訪問する営業で、前日入店したメンバーが全員で1件もご契約いただくことができなかったため何とか結果を出してくれという事です。
僕は前の日から何となく豊田のお店に入店するような気がしていたので心の準備はできていました。
私はいつもより気合を入れて入店、まずは軒並み一軒家を訪問し、1件のご契約をいただきました。その後2件、3件とご契約をいただき一緒に入店している他のメンバーも合わせると夕方ごろには2桁まであと少しのところまで到達したのです。そこでお昼ごろに訪問したお客様で「主人にどうしてもきかなきゃ」という読売新聞をご購読している方がいたのを思い出し、再度訪問。しかしまだ帰ってきていません。そして最後にと思い3度目の訪問、しかしタイミング悪くお風呂に入ってるとのこと。。。私は「今日はあえないのか。。。」と思い、帰店時間も迫っていたので戻ろうとしたその瞬間、一緒に入店していた上地班長から連絡が入りました。「けーさん延長できませんか?」私はすぐに販売店に電話をして延長させていただきました。
さすがに気が引けたのですが、上地班長が作ってくれた最後のチャンス、意を決して先ほどのご主人に会うため4度目のインターフォンを押しました。恐る恐る応答を待っているとインターフォンではなく直接ドアが開きます。中から出てきたのはご主人さまでした。「よかった!」私はすかさず奥様とお話しした事を伝えお願いしました。
しかしご主人様は「読売契約したばっかりだからなー」とおっしゃいます。私はなりふり構わず「実は今日リーダー任せてもらってるんですけど、今日とても大事な日であと1件いただければ達成できるんです!なんとか協力していただけませんか!!」と90度のお辞儀で何度もお願いしました。そうするとご主人は「君の熱意には負けたよ、いつもセールスは断っているんだけどね」と優しい顔で契約書を書いてくださいました。
今回私は奥様とご主人様のおかげで営業においての初心の大切さを改めて思い出させていただきました。長くやっているとトークやテクニックが磨かれ、そんな営業になりがちなんですが、熱くなり、心からお願いし、お客様の優しい笑顔でいただく契約。やっぱり最高だなと思いださせていただいた1日でした。