レジェンドストーリー

- お客様と作る感動の物語 -

STORY.102

2021年下半期レジェンドストーリー特別賞R・K

対象ストーリー
2021年下半期 令和3年12月度 ASA光が丘西部

ASA光が丘西部に入店した時で実際にはまだ暑い夏のころのお話です。

入店してからすぐに営業を開始し軒並み一軒家を訪問しているとあるお宅にたどり着きました。

奥様とご主人、お二人とも出て来ていただき対応もすごく丁寧でした。お話を聞いているとどうやら先月まで朝日新聞を購読していたらしいのですが普段は別の新聞を購読しているみたいで今回は付き合いで朝日新聞を購読したというのです。「2紙は取れないよ」と言って断られてしまいました。

話した感じでは取らない意思は固そうで簡単に御契約いただけそうにありません。

普段であればもう少し話をしてみてダメそうなら次に行こうと思うのですがなぜかその時は違いました。

言葉には表せないのですがこのお客様には何か強い運命めいたものが感じられ私の心の中の声が諦めるなと強く訴えてくるのです。

気が付けば無我夢中で一生懸命頭を下げてお願いをしていました。夏の太陽に照らされ、汗はだらだら。しかし諦める気持ちにはなりません。運命が私を引き留めるのです。気づけば1時間ほど経っていました。それでもご主人様の考えは変わるようすがありません。

しかしそれでも必死にお願いを続けているとこれまで平行線だったやり取りが一気に変わる一言をご主人がおっしゃったのです。

「うちの甥っ子も平和台で新聞屋をやっているから気持ちはわかるんだけどね、、、」

その言葉を聞き「はっ」としました。私の感じていた違和感、なぜか感じていた運命のようなものの正体がわかった気がしたのです。

平和台で新聞屋、、、、このお宅の表札には見覚えのある苗字が書いてあります、、、それは私がこの世で一番尊敬する上司とまったく同じ苗字です、、、

私は尋ねました「その甥っ子のお名前はなんといいますか」

すると帰ってきた答えはこうです「加藤茂雄だよ」

「ありがとうございます!」答えが出た瞬間でした。この世で一番尊敬する上司のご親戚の方だったのです。

それなら仕方がないということで御契約を頂くことができました。