レジェンドストーリー

- お客様と作る感動の物語 -

STORY.107

2022年上半期レジェンドストーリー特別賞R・O

対象ストーリー
2022年上半期 令和4年6月度 ASA東大宮

私が入社してまだ1か月もたたない頃のお話です。

入店していたお店はASA東大宮店。

埼玉までは距離があるので入店した時間は午後をまわっており、営業開始時間もいつもより遅めのスタート、私は少しでも早く始めるためお店の近くの区域を選び軒並み訪問を始めました。

開始してから2~3時間が経過したころだったと思います。

あるお宅のインターホンを押したところ読売新聞を購読されているという奥様に出会いました。

普段から新聞を読むご家庭のようでずっと読売新聞を読んでいて読みなれているそうです。

私が今できるのは先輩に教わった固定読者の方に対するトーク。

新聞を取り換えた方がいい理由やサービスの話を一生懸命するのですがまだまだトークが未熟な私では奥様の気持ちを動かすことができず話は平行線のまま。

奥様はずっと「読みなれているから」の1点張りでした。

これ以上粘っても進展はないかも、、、そう思っていると後ろから人の気配がありました。

振り返ると学生服を着ている中学生ぐらいの女の子がいます。

このお宅の娘さんのようでちょうど帰宅時間だったみたいです

そのとき私はハッと思いつきました「そういえば朝日新聞は教育に強いって研修で言ってたな」そこで私は娘さんの年齢を尋ねると中学3年生だといいます。

私は「やっぱり!ちょうど良かったです!朝日新聞は受験勉強にとても役立ちます!」そうお話し、今の自分が持っているできる限りの教育関係の知識を絞りだしました。

奥様も高校受験のことは気にしていたようで新聞を読んだ方がいいという話には先程よりも興味を示してくれている様子です。

ですが私の説明では中々朝日新聞の必要性を理解してもらうことができず奥様はこうおっしゃいます「でも受験勉強なら読売新聞でも十分でしょ、同じ新聞なんだから」

私はどう答えればわからなくなってしまったのですが「このまま黙っていると終わってしまう」「とにかく違うということだけでも伝えないと」と思い「違いますよ!」と言おうとした瞬間横から「違うよ!」その声は娘さんです。

実は娘さんも学校で朝日新聞が受験に強いという話を聞いていたらしく少し興味をもっていたそうで、そこからは二人がかりで教育トーク、勢いに乗った私たちの前についに奥様は「わかったわよ、中学卒業するまでね」そういって6か月のご契約を頂くことができました。

始めはかたくなに断っていて途中から帰らない私に困ったような表情をしていた奥様でしたが最後は笑顔で見送っていただきました。

 

このご契約がなければ今の私はもっと早い段階で諦めているかもしれません。

何もわからない状態で何かきっかけがないか、そう思いながら粘り続けたからこそ娘さんに出会い応援してくれました。

まだまだ新人の私にこのご家族が営業において何が大切なのかを教えてくれた気がします。

これからもこの気持ちを忘れずに頑張っていこうと思いま