レジェンドストーリー

- お客様と作る感動の物語 -

STORY.109

2022年上半期レジェンドストーリー銅賞K・K

対象ストーリー
2022年上半期 令和4年1月度 ASA久我原

その日は、あらかじめ一週間のお試し読みをしていただいたお客様のお宅を訪問していました。
寒いうえに天気は雨でテンションが中々あがりません。
しかも何件かお試し読みのお客様のお宅を訪問するも留守ばかりでお話しすることも出来ていない状態でした。
このままではまずいのでとりあえず軒並み営業に切り替えたのですが成果は変わらず0件のまま17時をまわります。中間報告のため宮越支店長に連絡します。頑張れと言ってもらったものの情けない気持ちでいっぱいでした。
とにかく0で終わるわけにはいかない、そう思い私は再び自転車を走らせ、お試し読みのお客様のお宅へと全力でむかいました。
もう少しでお客様のお宅に到着、その時です。
雨で濡れたマンホールでスリップしてしまい激しく転んでしまいました。
激しい痛みでズボンは破け、足も血だらけでしたが、「とにかくお客様のお宅に行かないと」と思い必死で痛みをこらえ、自転車を起き上がらせます。

すると突然目の前から「大丈夫?」と声が聞こえました。

その声の主はなんと今まさに向かっていたお宅の奥様だったのです。。

ちょうど出かけようとして外に出たタイミングで一部始終をみていたのでした。

私は恥ずかしい気持ちを抑えながら「お客様!やっと会えました!お試し読みありがとうございました!」そういうと奥様は「こんな雨の中大変ね」と私に言います。さっきの派手な転倒を目の当たりにしたせいか、その声はとても心配してくださっているようです。

私は今日1日の事と、ここにたどり着いた経緯をお話し「短い期間だけでも読んでいただけませんか」そういうと「朝日新聞もよかったしあなたも頑張っているから短い期間ならお付き合いしてあげるわよ」と快くご契約を頂くことができたのです。

 

天気が悪くて寒い、そんな日はセールスにとって仕事がやりにくい、仕事に慣れてきたせいなのか最近勝手にそう思っていました。

しかしそんな環境だからこそ必死にやった分お客様はそれを感じてくれる、足を止めずに頑張っていれば必ず自分に帰ってくるんだな、そう感じさせてもらえた1日となりました。