レジェンドストーリー

- お客様と作る感動の物語 -

STORY.111

2022年上半期レジェンドストーリー金賞S・T

対象ストーリー
2022年上半期 令和4年1月度 ASA幸手

ASA幸手店に入店した時のお話です。

ここ最近ずっと都内での営業ばかりで久々の埼玉日程。いつも以上に気合が入り、すぐに仕事を始めたいという一心でお店の周りの区域を選びます。

そしてすぐに営業を開始しました。

訪問し始めてしばらくするとある一軒のお宅でやさしい奥様に出会いました。話は聞いてくださる奥様なのですが、朝日新聞はご主人がいつも反対しているということ、今日は帰ってこないということで話は進みません。すごく申し訳なさそうは奥様の表情を見るとこれ以上無理をいう事は出来ず、私は諦めてその場を後にしました。すごくお優しい奥様だったのですごく落ち込んだのですが時間はまだあります。

気持ちをリセットして再スタート。

しかしそれからしばらくは何もおきずまったく話になりません。時間だけが過ぎていき、気づけば15時。店の周りは訪問し切ったので仕方なく、始めたところから少し上の方に戻ることにしました。

少し距離があるので少し小走りで移動します。先程のお宅を通り過ぎ、目的の場所へ到着。再び営業を開始します。すると後ろから女性の声がしました。「高橋さん!」振り返ると先程お話をさせていただいた奥様がそこに立ち、少し息を切らしながら私のことを呼んでいました。何か安心したかのようなお優しい笑顔でこちらを見ています。

私は内心驚きながら「あれ?どうしましたか?」と聞くと奥様はこれまでの経緯を話してくださいました。

実は先程訪問し、奥様と話をしていた時、ご主人が奥の部屋で話を聞いていたということだったのです。断るために嘘をついてしまったと奥様は言います。

その後私が帰った後、お二人で話をされたみたいでご主人が「すごく頑張っているじゃないか、とってあげよう」そう言ってくださり、それからずっと私のことを探し回っていたということだったのです。

奥様のお宅を後にしてからだいぶ時間が経過していました。かなりの距離を歩いて探してくれていたんだと思います。奥様の安心した顔の理由がわかりました。

私は深々と頭を下げ「ご自宅からこんなに距離のある所まで歩かせてしまってすみませんでした。ありがとうございます!」とお礼を伝えると奥様は「昨日は寒くて散歩に出れなかったからいい運動になったわ。」そう言ってくださったのです。私の事を気遣っていただいたすごく優しいお言葉でした。

その後奥様の自宅へと戻り6ヶ月の御契約を頂いた私は再度お辞儀をし「ありがとうございました!」とその場を後にしました。

 

この仕事を長くしていると自分勝手な営業をしてしまい、お客様を困らせてしまったり、嫌われてしまったりすることも少なくありません。

今回ももしかすると自分勝手になっていたのかもしれません。

しかしそんな自分に奥様は親身になってくださり、最後まで応援していただき私は改めてお客様あっての営業だと気づかされました。

奥様の優しさに心からの感謝とこれからも良い営業を心がけて頑張ろうと思います。