レジェンドストーリー

- お客様と作る感動の物語 -

STORY.117

2023年度レジェンドストーリー銅賞

対象ストーリー
2023年度 令和5年11月度 ASA北野

ASA北野に入店させていただいた時のお話です。

その日は秋濱班長と2人で入店させていただいたのですが早く販売店についていたためお店の方が来られるまで外で待っていました。その間に日頃の営業中の悩みやどうしたらご契約を頂けるかを班長に相談していました。班長から「とにかく諦めずに訪問しよう。」そう言われたことを覚えています。

実はこの時私は入社して約2週間たつのですが1件のご契約も頂けていませんでした。

会社の足を引っ張っているんじゃないかと不安になっていました。

相談をしているうちにお店の方が来られたので入店し、区域の地図を選びます。そして気持ちを入れ替え「話を聞いてくださった班長のためにも今日こそはなんとしても契約をあげよう」心の中でそう思い出発しました。

営業を開始してとにかく余計なことは考えず、ひたすら軒並み訪問するのですがやはり契約までには至りません。気が付けばもう暗くなりはじめ時計を見ると17時をまわっていました。

訪問件数も100件は超えていると思います。そしてそのタイミングで秋濱班長から連絡があり同じ時期に入社した石橋さんが初めて1件目があがったという報告をうけました。

同期の人があがったのはとてもうれしかったです。ですが同時に自分だけという強い焦りを感じたのを今でも覚えています。

班長からは「入社したての新人なんだから人の件数を気にする必要はないよ」といった言葉を頂いたのですが悔しい気持ちが強く、このまま1日を終わらせるわけにはいかないと再び留守だった家を訪問しなおしました。

完全に日は落ちて街灯だけの明るさになったころその日最後となるお客様と出会いました。

お話をしていると現在読売新聞を購読してるが不満がたまっているということです。

ここは頑張りどころと思い「読売さんより目一杯サービスさせていただくのでお願いします」と何度も何度も頭を下げ続け気が付けば20分ぐらいが経過しました。

ずっと今まで読んでいた新聞を変えることに不安がっていた奥様でしたが、私の熱意がなんとか伝わり奥様は「そんなに頑張っている姿を見たらこっちも頑張るよ」と言ってくださいました。

そして生まれて初めての一年契約を頂くことができたのです。

お宅を後にしてすぐに秋濱班長に報告しました。

すると班長は自分の事のように喜んでくれ、その反応を聞き、さらに自分も嬉しくなりました。

その日1日で150件ぐらいのインターフォンを押したと思います。

ほとんどが断られご契約には至らなかったのですが班長から言われた通り諦めずに訪問し続けることでたどり着いたお宅でした。

まだまだ私は勉強中ですが、営業という仕事の第1歩ととても大事なことを教えてもらった1日となりました。